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かがやく☆あいちの表彰・認定企業

女性の活躍促進宣言企業

株式会社小坂鉄工所

業務内容を根本的に見直して、女性の活躍の場を広げました。

株式会社小坂鉄工所

航空宇宙分野を専門とする超精密部品加工会社。近年では大学とコラボレーションして、超小型衛星の開発や、JAXAの人工衛星に搭載される部品、旅客機ボーイング787などの開発部品加工などを行っている。

株式会社小坂鉄工所
大内有司
株式会社小坂鉄工所
西田理紗
レポーター

星城大学 浅野大地さん
レポーターの学校名、学年等は取材時点(平成28年4月)のものです。

「女性の活躍促進宣言」とは?

2014年に採択された「あいち女性の活躍促進行動宣言」の趣旨を踏まえ、女性の活躍促進に向けて取り組む企業の「女性の活躍促進宣言」を募集。宣言を通して、トップの意識改革や女性活用を経営戦略の考え方の浸透を狙いとしています。

Q.どんな製品をつくっているんですか?


「新入社員が製作したロケットの模型。未来へ続くモノ作りの技術が詰まっている」
例えば、種子島の宇宙センターから打ち上げられたHADロケットのエンジン部分の、電流供給に使われる部品。小坂鉄工所は、そのロケット全体の部品総数約100万点のうち、約600点をつくる町工場です。コンピューターで制御しきれないミクロンという単位で削る部品は、職人の手によってつくられます。日本初の国産ロケットN型の時代から、長らく培ってきた精密部品の加工技術に携わる本社工場のほか、岐阜には御嵩工場があり、そちらでは航空機のタービンブレードの部品などを手掛けています。
Student's view
小坂鉄工所のある名古屋市南区は、僕が以前住んでいた街です。こんな身近に、テレビで見たようなロケットの部品メーカーがあることを初めて知りました。工場といえば職人気質の堅いイメージでしたが、これほど積極的に女性の活躍推進に力を入れていることにも驚きました。

Q.女性の活用推進に向けて、どんな取り組みをしていますか?


「モノ作りの現場でも女性が活躍している」
小坂鉄工所も、数年前まで女性は一部の事務職のみの一般的な町工場でした。その殻を破るための施策として、女性の積極的な採用と活躍推進をはじめたのです。まず手をつけたのは仕事を細分化し、何人かでローテーションできる体制を整えること。一人が仕事を抱えている場合、短期的に見れば効率がいい場合もありますが、長期的に見ると仕事の継承ができず、行き詰まることになります。また、男性が担っていた仕事を見直し、一部を女性にシフトしました。納期管理や仕上げ加工、品質管理など、以前より効率が上がったことも。このほか、社外の女性活躍推進セミナーにも出席しています。
Student's view
仕事内容から抜本的に見直す、思い切った取り組みでした。講習などにも積極的に参加することで、いろいろな情報や社外の意見をどんどん吸収されているということでした。

Q.女性が活躍するようになり、みなさんの反応はいかがでしたか?


「最初は分からないことだらけで、とりあえず専門用語をイチから覚えました。大変ですが、やりがいを感じています!」
本格的に女性活用を進めるようになったのは、ここ1年くらいのことです。女性社員は仕事内容がガラッと変わりましたが、サポートに徹していたときと比べて製品に近い仕事をすることで、より会社の仕事を“自分事”として意識するようになりました。責任感や意欲も増して、積極的に力を伸ばしています。男性社員から見ても、煩雑だった業務が整理されたことで「助かった」という声が多いですよ。私たちの取り組みについては、社外から「話を聞かせてほしい」という声もあって、講演に出かけることもあります。
Student's view
結果的に一人一人の負担を軽減し、モチベーションも上がっているところがすごいと思います。社員同士のコミュニケーションが取れているのもその秘けつかと思いました。夜は居酒屋に変身する休憩室を手づくりしたり、みんなでマラソン大会に出場したり、いろいろと楽しんで取り組まれているのが印象的でした。

Q.更にこの先、どんな取り組みを考えていますか?


「環境がどんどん整って、私が入社した頃に比べるとずっと働きやすくなりました。」
女性の活用促進以外にも、シルバー人材を雇用するなど“ダイバーシティ”への取り組みを積極的に行なっています。将来的には、経済産業省がダイバーシティ経営により企業価値向上を果たした企業を表彰する「新・ダイバーシティ経営企業100選」で表彰されることを目標にしています。これまで、女性社員は結婚や出産を機に退職してしまうことが多かったのですが、ずっと働き続けられる環境をつくり実績をつくっていきたい。小さな会社だからこそ、一人一人に合わせた対応をして、融通をきかせられる会社にしたいと思います。
Student's view
会社にしっかりとしたビジョンがあり、目指しているところへ一直線に向かう勢いを感じました。社内の雰囲気もいいため、もし産休や育休で一時的に休んでも、戻ってきやすい企業だと思いました。

編集後記

事務職の女性に関する取り組みの話を中心に伺いましたが、生産技術には新卒で入社した機械工学専攻していた女性が1人、2016年になり機械加工にも女性を採用されるなど、現場の女性雇用も進んでいるそうです。「積極的に意見が言えて、しっかりと人の意見に耳を傾けることができる人に来てほしい」ということで、常にレベルアップをはかっている企業には確かに必須条件だと思いました。若いうちから、しっかりと戦力として見てもらえるいい会社だと感じました。