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ユニーク中小企業のすすめ vol.2 勝ち残る組織、
そのヒミツは経営者の姿勢にある!

―― 第四次産業革命という、モノづくり中小企業を震かんさせる大革命!!こうした危機に直面したとき、経営者はどうすればいいのか。モリタクの知識の泉から、繁栄のために必要な考え方、お教えします!

経営者は経営してはいけない

競争力をつける中小企業は、みんながみんな、オンリーワン技術を持っているのか―― 実は、必ずしもそうではないんです。むしろ、経営者の考え方、行動規範に特徴があるんです!!「経営者は時を告げてはならない。時を告げる時計をつくるべきだ。」という有名な言葉があります。アメリカの経営学者、ジム・コリンズとジェリー・I. ポラスが、著書『ビジョナリー・カンパニー』(1995)で、繁栄し続ける企業の経営者について、そう総括しています。彼らは世界中の企業をスクリーニングして、経営者も主力商品も交代しているにも関わらず、圧倒的な存在感を示し続けている18社を選び出し、各社について徹底的に分析しました。そして、それまでのアメリカの経営学理論を覆す大発見をしたんですね。それまでは社外から連れてきたCEOのビジョンに基づき、強いリーダーシップのもとで行う経営が良しとされてきました。しかし、繁栄を続ける企業は、全くもって逆のことをしていたんです!CEOは生え抜きが多かったし、何より彼らが驚いたのは、社員に対して、「とてつもない権限委譲」が行われていたことでした。

社員とマーケットに、思い切って委ねちゃえ!

私は、経営者が自ら時を告げてはダメだと考えています。つまり、命令してはいけないということ。経営者は時を告げる時計である、理念を示すことを目指すべきです。掘り下げれば、理念だけ示して、考えるのは社員に任せ、その結果の良しあしはマーケットに判断させる。それが経営者の仕事です。
理念だけ示す―― 私もかつて、思い切って任せて大成功!という経験をしたことがあります。三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)時代、一人の研究員がアーツフォーラムという芸術文化支援のプロジェクトチームを始めたいと言い出しました。当時部長だった私は「芸術で飯が食えるか!なめんなよ(怒)!!」と思って口論しそうになりました。それでも、「まてよ。」と立ち止まり、イチかバチかで任せたら、実はその分野がエアポケットになっていたんですね。それまでの日本のコンサルティングファームにはそれまで古くなった劇場をつくり直すとか、芸術関係の研修を受ける施設をつくるなどというニーズに応えるところはありませんでした。このプロジェクトは立ち上げに1年もかかりませんでしたが、前例がなく、不安でも、上は手を出せない。管理する方にとって、超ストレスでしたよ。でもそれは、他の立場の人間にはできない仕事なんです!!

徹底的な権限委譲で、現場に経営マインドを

社員の側(がわ)も、命令されず、考える権限を与えられたら、好き勝手フラフラ遊んでいてはいけません。給料は給料日に自動的に出るなんて大間違い。「自分から仕事をつくり出すんだ」という意識を持つ社員を増やすためにも、ふだんから経営者のビジョンをみんなで共有できるようにしておくことが大切です。最後にもう一つ有名な事例を。1980年代に、アメリカの製薬大手鎮痛頭痛薬に毒物を混入し、7人が死亡した事件がありました。この情報が出た瞬間、全米のドラッグストアからその薬が回収されました。あっという間の回収劇!同社の会長によれば、同社には緊急対応マニュアルがなかったそう。しかし、常日頃から「消費者の命を守る」という経営哲学を伝えていたために、全米の社員にその精神が行き渡り、事件当日、指示を受けなくても瞬時に回収にまわったのです。―― 時を告げる時計をつくる。これが会社の緊急事態をも救ってくれるのです。
理念を示されたモノづくりの現場は、何を意識するべきか。
第3回ではこれからの技術革新に話を戻し、事業を活性化するためのキーワードを御紹介します!お楽しみに!