エントリーシート ガクチカ塾 メンバーのご紹介
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- 学生
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伊藤 百音さん
椙山女学園大学
生活科学部
生活環境デザイン学科
3年
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- 学生
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佐野 仁哉さん
名古屋大学
理学部化学科
3年
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- 企業
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広瀬 達也社長
株式会社広瀬企画
代表取締役
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- 企業
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野村 晴美さん
株式会社広瀬企画
人事担当
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- 講師
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星野 宏
キャリア
サポートオフィス
process 代表
- 株式会社広瀬企画
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- 本社/名古屋市中区新栄2-1-9 雲竜フレックスビル西館15階
- 社員数/20名
- キャリアサポートオフィスprocess 代表 星野 宏氏
- 三重県津市生まれ、愛知県名古屋市在住。大学卒業後は、メーカーで生産管理・物流管理の仕事を経験し、物流業界の人事に転職。2012年に独立し、官公庁や企業、教育機関、民間団体などで、メンタルヘルスやハラスメント、コミュニケーションをテーマに研修を行っている。2016年4月から、文部科学省事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(通称|COC+)の就業支援コーディネータとして、日本福祉大学で勤務。大学生向けのインターンシップやキャリア形成企画立案、学生と地域とのコーディネートを行い、2017年4月からは、同大学でキャリア系科目の講義も担当している。
第2弾
自分にしかないエントリーシートの作り方
“人生の棚卸し”で、
これまでの出来事を整理しよう!
- 星野
- エントリーシート(以下、ES)を作成するにあたり、アピールポイントやエピソードなど、書く話題が必要になりますよね。伊藤さんはどうやって話題を見つけていますか?
- 伊藤
- 大学の就職活動対策講座に参加して、これまでの出来事を時系列にたどれる表をもらい、そこに書き込みながら振り返っています。
- 星野
- いいと思います。伊藤さんが行っているのは、これまでの人生で何があったかを一つひとつ振り返る、言わば“人生の棚卸し”ですね。そのときに意識しておくとよいのが、当時何を考えていたか、どんな行動を取ったのかを思い出しながら出来事を整理すること。アルバイトをしていて「うれしい!」と感じたことも「何があったからうれしかったんだろう」と思い返すことで、自分の人柄を表すエピソードが見つかるとともに、自己分析の質も高くなります。
- 伊藤
- なるほど!今後は当時の心境も含めて振り返ることを心掛けてみます。
PRポイントとなるキーワードは、
あえて使わずに表現しよう!
- 星野
- 人生の棚卸しをして出来事を整理したら、早速それを文章にしてみましょう。実は、授業のレポート以外で文章を書く機会って少ないのではないですか?
- 佐野
- たしかに、レポート以外では書くことは少ないです。ESを書こうとしても、そもそも何から書こう、何の話から始めよう、と悩んでしまいます。
- 星野
- では、僕が学生さんたちにオススメしている方法をお教えします。まず、棚卸しで見えてきた「積極性」「協調性」といった自分のPRポイントを一つ決めます。そうしたら、そのキーワードを使わずに、PRポイントを“そのまま”表現してみてください。
- 伊藤
- なんだか難しそうですが…
- 星野
- いいえ、簡単ですよ。例えば、「向上心」だったら「私は、自分を高める努力を続けます。」と、そのまま結論として書き出すんです。そして、それを証明するためのエピソードを加えます。「部活動では、毎日誰よりも朝早く来て練習しています。その結果…」というように。
- 野村
- 「積極性」や「協調性」のようなキーワードだけが並んでいても、学生さん本人の人物像が見えづらいので、具体的に書いてもらえると助かります。
- 伊藤
- 抽象的なことを書くのではなく、自分の考えや取り組み方などをそのままエピソードと一緒に書くことが大切なんですね!
- 星野
- あと、大学のキャリアセンターでチェックしてもらう学生さんも多いですが、自分らしさを残すことを意識しましょう。文章を整えてもらうことは大切ですが、必要以上に添削されて、個性が伝わりにくくなってしまわないように。添削してもらうときは、「私はこういうことを伝えたいけど、これで伝わりますか?」と聞くといいと思います。