稲沢建設株式会社様
ワーク・ライフ・バランスを保つ企業って実際どういうこと!?編
- 稲沢建設株式会社
- 創業: 1930年
- 所在地: 愛知県稲沢市稲島十一丁目24番地
- 事業内容: 諸官庁及び民間発注の土木・建築・舗装全般の元請工事
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【ひと育ナビ・中小企業ナビ】
http://www.aichi-hito.jp/company/index/4007
仕事よりも家庭が第一
- 取材班
- ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、最初に取り組んだことは何ですか?
- 鈴木さん
- 1番初めに取り組んだのはノー残業デーだと思います。他には、就業規則に家庭やプライベートとの両立ができるような制度を明文化しました。
- 取材班
- どのようなことを書かれたのですか?
- 鈴木さん
- 社員には仕事よりも家庭を大切にしてほしいという思いで、うちでは『ライフ・ワーク・バランス』と就業規則に書いています。就業規則に記載がある特別有休休暇制度には、通院休暇、ペット死亡休暇、出産立会い休暇、ライフ・ワーク・バランス休暇があります。
有給休暇取得のための秘けつ、お土産紀行とは?
- 取材班
- 御社はワーク・ライフ・バランスの実現に取り組む企業として、愛知県ファミリー・フレンドリー企業に登録され、平成30年度には表彰を受けられていますが、ファミリー・フレンドリー企業に登録したきっかけは何ですか?
- 鈴木さん
- 建設業として、入札の際に加点になるということもありファミリー・フレンドリー企業への登録を目指しました。コロナ前にはお土産紀行なども実施していました。
- 取材班
- お土産紀行とはどのようなものなのですか?
- 鈴木さん
- 白色の日本地図を使用して、旅行に行き、任意で会社にお土産を買ってきてくれたところに色を塗っていました。色が塗れていない最後の場所にみんなで社員旅行に行こうと考えています。今はまだ1/3くらいしか色が塗れていないのですけれど。(笑)
- 取材班
- 有給休暇取得のきっかけ作りになりましたか?
- 鈴木さん
- なりましたね。旅行に行くからと言って有給を取るのは気が引ける、みたいな雰囲気が今はなくて、どこに旅行に行くのかも気兼ねなく話せるようになりました。
環境と社員の変化
- 取材班
- 制度が充実していく中で、会社の変化はありましたか?
- 鈴木さん
- 社員の中には、繁忙期になるとお休みしてしまう方もいたのですけれど、それがなくなりました。
- 取材班
- 会社としてメンタル面のフォローはどのようなことをされたのですか?
- 鈴木さん
- アニマルセラピーとして、犬のすてっぷ君が入ってくれたのと、ストレスチェックですね。メンタル面の不調を事前に発見できればと考えて年に4回、3か月ごとにオンラインで実施しています。外部のお医者さんにチェックしてもらって、早期発見ができるように心掛けています。
- 取材班
- 皆さんどのようなことで悩まれているのでしょうか。
- 鈴木さん
- うちは社員の多くが現場監督なので、協力会社の方々とのやりとりも多くなります。社内の人間関係に加えて、社外の方々とのコミュニケーションも必要になってくるため、そこは負担だと思います。帰社した際にホッとできるようおやつを用意したり、誕生日会を開いてケーキを囲んだりしています。
ワーク・ライフ・バランスとは
- 取材班
- 最後に、ワーク・ライフ・バランスは御社にとって何だと思いますか?
- 鈴木さん
- 重いですね。(笑)
うちではライフ・ワーク・バランスと考えているので、まず家庭を大事にしないと仕事としてのパフォーマンスが発揮できないと思います。なので、皆さんに家庭を大切にしてほしいです。