株式会社テルミック様
あいちの輝く女性に会いに行く編
- 株式会社テルミック
- 所在地:刈谷市小垣江町永田47番地
- 事業内容:治具部品加工全般(ライン用パレット治具加工・補修、金型用部品加工、ワイヤーカット加工、放電加工、ネジ加工、治具研磨加工、精密部品加工、樹脂加工、アクリル加工、各種表面処理加工、熱処理加工、レーザー刻印)
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【ひと育ナビ・中小企業ナビ】
http://www.aichi-hito.jp/company/index/10292
実は製造業は女性向き!?
- 取材班
- 製造業というと男性中心のイメージがありますが、女性社員を増やそうと思ったきっかけは何ですか?
- 田中社長
- 今の製造業は女性にも向いていると思っています。売上の伸びが良い女性もいますし。弊社はお客さんに自社に来てもらう「内勤営業」で仕事を進めています。在宅勤務も可能なので女性も働きやすい職場になれるのではないかと思って始めました。
- 取材班
- 働きやすい職場にするために、どのような取り組みを行っているのですか?
- 田中社長
- 若い社員でも10年選手と同じことができるように、データを共有して、それぞれで確認を取って、誰もが対応ができるようにしています。部内に育休を取った方がいた場合でも、みんなで協力して仕事を進められるようにしています。
良いと思ったら、一回やってみる
- 取材班
- 具体的にはどのような工夫をしていますか?
- 田中社長
- 例えば女性が喜ぶような取り組みを考えています。具体的にはカーペットを変えたり、トイレをきれいにしたり、ソファの色を見直すなど社内のデザインにいろいろな変化を加えました。「2+1制度」や、最近では「Eat in Telmic 」という独自の福利厚生を始めました。
- 取材班
- どのような制度なのですか?
- 田中社長
- 「2+1制度」は仲良しの社員2人が他部署の人を誘って定時で帰ると、1人1500円ずつ食事代がもらえる制度です。
「Eat in Telmic」は定時後、社内で食事をすると、一人1500円の手当が支給される制度で、この制度を利用して、歓送迎会なども行われています。 - 中野さん
- 昨日も「Eat in Telmic」を利用して、大型スーパーで材料を調達し、10人くらいでサンドイッチパーティを開催しました。
- 田中社長
- まず良いと思ったら、一回やってみることを重視しています。とにかくお金を使っても良いから、まずは女性と向き合って、働きやすい環境、長く働き続けられるような制度を作り続けていきたいと考えています。
- 取材班
- こうした制度についてどう思いますか?
- 中野さん
- 新たな制度は使ってみて、どんどん改善するようにしています。他にも保育園代の半額を会社から補助する託児手当や、産休を取った後の短時間勤務制度もあったり、産休育休取得後の制度が整っているので、みんな前向きに制度を使っています。
- 田中社長
- そう、ダメならやめれば良いですし、失敗がヒントになって次のチャレンジにつながる場合もあるので。
- 石井さん
- 1回やってみて、ダメならやめれば良いという社長の思いのおかげで社内の風通しは良いですね。
男性にも変化がある。その効果を伝えたい。
- 取材班
- 女性が増えていくことで、社内の変化はありましたか?
- 田中社長
- 女性が増えてくると男性社員は身だしなみには気を遣うようになりましたね。毎日作業服を洗濯したり、私も化粧品の話を一緒にしたり (笑) 。
- 中野さん
- 社長は女性より美意識が高いですから(笑)。
- 取材班
- 社長と社員の距離がとても近いですね。
- 田中社長
- 去年1年間で1000社近くの企業が弊社を見学に来られました。この取り組みを伝えることで、他の企業にとっても良い影響を与え、製造業に女性が増えれば良い効果が出るのではないかと思っています。
- 取材班
- 最後にこれから女性が輝ける職場づくりに取り組んでいく企業に向けてメッセージをお願いします。
- 田中社長
- 製造業はおじさんばかりなので女性と無縁みたいな感じになっている会社が多いですが、女性の活躍に必ずどこかで向き合わなくちゃいけない取り組みです。なので、一日でも早く真剣に取り組んでほしいですね。
- 取材班
- ありがとうございました。